メーカー:東京マルイ
全長:194 mm
銃身長:111 mm
重量:702 g(バッテリーをセットした状態の重量です)
装弾数:30 発
動力源:7.2V ニッケル水素 マイクロ500バッテリー ※別売
●可変ホップアップシステム 搭載
●フルオート(連発)/セミオート(単発) 切替式
タクティカルハンドガンの基礎となった精鋭モデル
多くの映画や海外ドラマに登場し国内でも人気の高いH&K USPが、電動ガン ハンドガンタイプ第3弾としてモデルアップ。
最大飛距離50mを可能にするフル・セミオート切替システムの金属製マイクロメカBOXを搭載し、随所に金属製パーツを採用することで迫力と重量感が感じられるモデルになっています。
フレームと一体になったH&K社独自規格のレイルに、付属のアンダーマウントレイルを取り付けることで、幅20mmのピカティニー規格レイルに対応した各種オプションを装着することができる、拡張性に優れた実用性の高いモデルです。
《主な特徴》
●フル・セミオート切替式:フレーム後部のセレクターを操作することで、フル・セミオートをワンタッチで切り替えることができます。
●重厚感ある仕上がり:サイトやレバー類など随所に金属製パーツを採用し、ホンモノがもつ質実剛健なイメージを演出しています。
●高い拡張性:別売のUSP用マズルアダプターや付属のアンダーマウントレイルを装着することで、サイレンサーやドットサイト、フラッシュライトなどをセットすることができます。
●7.2Vマイクロバッテリー:コンパクトなカートリッジ式のバッテリーをバレル下にスッキリ収納。コネクター接続が不要で、バッテリー交換も簡単です。
●ダイカスト製マガジン:装弾数30発、携帯に便利な薄型タイプのマガジンです。
【実銃より】
USP(Universal Selfloading Pistol:汎用自動拳銃)は、H&K社が革新的機構にばかり目を向けて失敗した反省を活かし、自動拳銃の標準モデルを目指して1993年に開発した自動拳銃。
USPは、M1911系をはじめとする大口径モデルの好まれるアメリカ市場をかなり意識した設計となっており、以前のP7などでは強度上の問題で限界のあった.45ACP弾にも、大型化することで対応、各種レバー類もM1911系に倣った配置と操作方法にデザインしコック&ロックを可能としている。
また、ポリマーフレームを採用することで過冷却や過熱による使用者へのダメージを防ぎ、分厚い手袋をしていても扱いが容易なよう、グリップには深く彫られたチェッカリング(滑り止め)が施されている。フレーム前方には各種アタッチメントを取り付けるためのマウントレールが設置。レールの規格こそ互換性に乏しいH&K独自のものながら、USPはフレームにレールを有する自動拳銃のパイオニア的な存在と言えるだろう。
作動機構は、オーソドックスなブローニングタイプのショートリコイルで、先行のグロックなどと同様の、チャンバーブロックを排莢口に噛み合わせて閉鎖する仕組み。一方で、他社のグロック追随型のポリマーフレームピストルとは異なり、トリガーはシングルアクション兼用のコンベンショナル・ダブルアクションとされ、汎用性(Universal)を謳うだけあって、コントロールレバーの操作仕様等が異なる10種類近いメカニズムバリエーションが用意され、使用者が好みや用途に応じて選択できるようになっている。
ドイツ連邦軍では1995年からUSP9が「P8」という名称で、またドイツの連邦警察や各州・特別行政都市の警察では私服警官向けにUSP コンパクトが「P10」の名称で制式採用されている。ちなみにP8と民間型USPとではコントロールレバーの操作が異なる。USPはレバーを上げてセイフティON、下げてOFFとM1911系と同様だが、P8は逆となっている。これはP8以前に採用されていたP1に倣ったものだ。レバーを下げ切ることでデコッキングされる点のみ両者とも同様である。
さらにドイツ軍では、特殊部隊向けにUSP タクティカルの.45ACPモデルをP12の制式名で少数採用している。これは.45ACPが亜音速で弾頭重量が大きいことから、サプレッサーとの相性が良いところを買われたものである。
因みに、日本警察の特殊部隊であるSATの訓練映像の中でUSPを使用している隊員がいたことから、陸上自衛隊の特殊部隊である特殊作戦群、海上保安庁の特殊部隊であるSSTといった部隊でも使用されているのではないかと言われている。