メーカー:東京マルイ
全長:380 - 590 mm(ストック伸長時)
銃身長:182 mm
重量:1,390 g(バッテリー含まず)
装弾数:50 発
動力源:ニッケル水素 7.2V マイクロ500バッテリー
※別売
+ EX変換アダプター
●可変ホップアップシステム 搭載
●フルオート(連発)/セミオート(単発) 切替式
ドイツ軍特殊部隊KSKに採用された最新鋭モデル
2004年にドイツ連邦軍に配備されたH&K社の特殊部隊用サブマシンガンMP7A1を、最新の資料と取材にもとづきモデルアップしました。専用のコンパクトメカBOXによって、従来の電動ガンシリーズにせまる実射性能でありながら、小型でスリムなボディサイズを実現。軽量で取り回しやすく、上面と両側面、計3カ所のマウントレイルによってドットサイトやフラッシュライトなどの各種オプションを搭載できる拡張性の高さも備えています。 折りたたみ式のフォアグリップや脱着可能なフロント/リアサイト、スライドストックなどの可動部分も細部まで忠実に再現し、ホンモノと同様の操作も楽しめるモデルです。
《主な特徴》
- ●コンパクトメカBOX:従来電動ガンの性能を小型のメカBOXに凝縮。命中精度や飛距離を保ったまま、よりコンパクトなモデルをラインナップできるようになりました。
- 新しい安全機構を搭載:セレクターをセフティ位置にしないとバッテリー交換ができない仕様になっています。
- ●リアルな可動ギミック:フォールディング・フォアグリップやスライドストックなど、本物同様のスタイルや機能を忠実に再現しています。また、MP7A1ならではの脱着式KSKサイトも搭載。
- ●3つのマウントレイルを標準装備:レシーバー上面と両側面に、幅20mmの金属製マウントレイルを装備。各種光学機器やフラッシュライトなどのオプションパーツを装着可能です。
- ●EX変換アダプター付属:EX変換アダプターによって、7.2Vマイクロ500バッテリーが使用可能です。
- ●20連タイプマガジン:装弾数50発、金属プレス製のアウターシェル(外装カバー)を採用したマガジンです。
【実銃より】
H&K社がFN社のP90への対抗馬として、1999年に『PDW』の名で発表した、携帯用の小型サブマシンガン。のちに『MP7』と改称され、更にトライアルを経て改良された『MP7A1』が現行の生産型となっている。非常に小柄ながら、G36譲りのロータリーロックボルトとガスオペレーション機構を備える。
新世代の銃ではあるが、外観上の設計・構成は従来の短機関銃の延長上にある手堅いものであり、新機軸を満載したP90とは『社風』の違いがうかがえる。
コンセプトもP90とほぼ同じで護身用や特殊部隊向けのPDWタイプの火器である。後方部隊の警護・護身用のほか、航空機の乗員が敵地に不時着した際の非常用武器としても運用できる。
特徴として大型拳銃並のコンパクトさと軽量さ、そしてG11の4.7mm×33弾を元に開発した4.6mm×30弾(ただしケースレスでは無く、ボトルネック形の金属薬莢式)が挙げられる。この新型弾は、あらゆる点でP90の5.7mm×28弾と同等もしくは凌駕しているとH&K社は発表しており、アイアンサイトでも高い命中精度を期待できるが、光学機器を装備すれば、腕の立つ特殊部隊の隊員でなくとも、200m先にいる敵の眉間を狙うことも出来るという。また、減音器を装備した際の静粛性はMP5SD以上とのこと。
ドイツ連邦軍の狙撃手・軽機関銃手のサイドアームとして運用されていると言われ、式典や展示などでそれらと共に装備されている写真が数多く見られる。また、同国のSEKやGSG9、イギリス国防省警察、イタリア軍第9空挺連隊など、ヨーロッパ各国の軍・法執行機関所属の特殊部隊で採用されていたが、2011年5月2日にビンラディンを襲撃、殺害した米国海軍DEVGRU(旧SEALチーム6)の隊員らが揃ってMP7A1を装備している写真が公開され、話題となった。
なおP90におけるファイブセブンの様に、MP7と銃弾の共用が可能な「P46」と呼ばれる拳銃が、ドイツ連邦軍向けに開発されている(開発名UCP:Ultimate Combat Pistol)。2004年には、同社製P2000の意匠が採り入れられたプロトタイプが発表されていた。だが、「拳銃の形状では適切な弾道性能は得られない」として、2009年7月開発中止となった。