メーカー:東京マルイ
全長:245 / 427 mm(サイレンサー装着時)
銃身長:133 mm
重量:850 g(空マガジン含む)/ 1,200 g(フル装備時)
装弾数:28 発
動力源:HFC134a
●可変ホップアップシステム 搭載
●セミオート(単発)発射のみ
ファンの中では伝説の名銃と呼ばれるソーコム マーク23の初期型を、サイレンサーやL.A.M.(=ライト・アタッチメント・モジュール)とともにガスガンのフルセットとしてラインナップ。これら全てをハードコンテナ・ガンケースに収納し、精鋭達に納品される姿をイメージしたスペシャルなセットとなっています。
スライド作動をオミットしたソーコム マーク23本体とサイレンサーの組み合わせは、全製品の中でも抜群の静音性を発揮。ゲームユースの実用性を高めつつも、ライト・アタッチメント・モジュール装着による見た目の迫力を再現し、コレクションにも最適なモデルです。
≪主な特徴≫
- ●ガンケース収納のフルセット:ソーコム マーク23と専用のサイレンサー、L.A.M.をハードコンテナ・ガンケースに収納。パッケージを開けてフル装備状態に組み立てる楽しさは格別です。
- ●優れた静音性:作動音をおさえた固定スライドガスガンにサイレンサーを装着することで、発射音までも低減。隠密性に優れたモデルです。
- ●脱着可能なL.A.M.:フレームと一体になった独自規格のアンダーレイルには、付属のL.A.M.を装着することができます。また、L.A.M.のフラッシュライトには高光度白色LEDを採用し、レーザー照射部分には赤色LEDによるダミー点灯が可能となっており、雰囲気を盛り上げます。
- ●ダイカスト製のリアルサイズマガジン:装弾数28発、冷えに強いダイカスト製のマガジンが付属しています。
【実銃より】
1989年、US SOCOM(米国軍特殊部隊司令部)はMk.22の後継となる次期採用銃として、装弾数が豊富でジャミングが起きにくく、寒冷地や砂漠地でも正常に動作し、海水に数時間浸した直後でも正常に稼動する、という贅沢な.45口径自動拳銃の開発を各社に依頼した。「OHWS(Offensive Handgun Weapon System)プログラム」と名付けられた無茶苦茶なその要求仕様は、軍隊ではサイドアーム扱いの拳銃を、メインアーム並に使えるタフで強力な「オフェンシブ・ハンドガン」とするために求められたものだった。ドイツのH&K社は、当時開発中だったUSPをベースに様々な改良を加えてその要求に応えた銃を作成。トライアルでコルト社が用意した二つの候補銃を押しのけ、1995年にMk.23 Mod.0として制式採用された。
Mk.23は元となったUSP同様のレバー式のマガジンリリースを備え、セイフティレバーと共にアンビデクストラウス。フレーム左サイドには、USPではセイフティレバーと兼用だったデコッキングレバーが追加された。堅牢なボディと高い命中精度を有し、特殊部隊の様々な任務に耐えうるようにと減音器やレーザーサイト等が無加工で装着可能である。
しかしその結果、ポリマーフレームオートでありながら、Mk.23は.45ACPの自動拳銃としても、かなり重く大柄なシロモノとなってしまった。USPでも見られる「噛み付く(
素手で扱う際、レバーとトリガーガードの間に肉が挟まれることがある)」マガジンリリースレバーも相俟って、現場での評判は芳しくない。SOCOMの管轄下にある特殊部隊(SEAL、デルタフォース、グリーンベレーなど)に導入されているが、実際にはMk.23ではなく、M1911A1を使うケースが非常に多いと言われる。そして採用から10年経った2006年には、早くも後継となる拳銃のトライアルが行われP226が採用されている。
このように元々は軍用として開発された銃だが、1997年には民間にもMARK23として販売されている。