メーカー:東京マルイ
全長:1,120 mm
銃身長:500 mm
重量:3,460 g(空マガジン含む)
装弾数:40 発
動力源:ボルトアクション式エアコッキング
●可変ホップアップシステム 搭載
●単発発射のみ
【メーカーより】
軍用スナイパーライフルとして今やかかせない存在となったL96を、リアルに、そしてエアソフトガンとしての実用性を兼ねたL96 AWSとしてラインナップしました。
特徴的なストック形状や各種可動パーツはもとより、それまで困難とされていたマガジンの位置もリアルに再現。マガジンリップからチャンバーまで1発ずつ確実にBB弾を運ぶローディング・エスカレーター機構により、リアリティだけでなく実物同様の迅速なマガジンチェンジが行えます。
L96 AWSは、ミリタリーファンとシューティングファン、どちらの要求にも応えることのできる1挺となっているのです。
《主な特徴》
- ●2つのストックモデル:屋内外に対応した精悍なブラックストックと、草木の多い場所での迷彩効果を高めたO.D.(オリーブドラブ)ストック、2つのバージョンをモデルアップ。
- ●実物のスタイルをリアルに再現:樹脂製のストック形状や、マガジン位置、そしてストック後部の調整可能なチークピースやバットプレートなど、見た目から使用感までL96のミリョクを最大限に味わえます。
- ●ボルトアクションの実用性を追求:東京マルイ独自のシステムにより、スムーズなコッキングを実現しました。ストックのフォアエンド底面に設けたホップ調整ダイヤルにより、構えをくずすことなく弾道の調整が可能。また、機関部には金属製のインナーシャーシを内蔵し、剛性も抜群です。
- ●トリガープル調整:金属製のトリガーユニットによって、シャープなトリガーフィーリングを実現。トリガーの重さやストローク距離は、好みに応じて調整することができます。
- ●マウントレイル装備:L96オリジナルのマウントベース上には、幅20mmのマウントレイルを装備。対応するスコープなどの光学機器を搭載可能です。
- ●プレス仕上げのリアルなマガジン:装弾数40発、本物同様のスチールプレス製のアウターケースを採用したマガジンが付属します。
イギリスのAI(Accuracy International/アキュラシー・インターナショナル)社が1980年代に開発したボルトアクション式狙撃銃。1984年にイギリス軍がL42A1に替わる制式狙撃ライフル「L96A1」として採用した、同社のPM(Precision Marksman/プレシジョン・マークスマン)ライフルの発展型である。より強力な弾に対応するためレシーバー(機関部)が強化されるなど、L96A1からのフィードバックにより改良がなされている。
ストックは従来的な曲銃床タイプではなく、サムホール(親指を通す穴)を空けたピストルグリップを有するストレートタイプとされた。このデザインは銃口の跳ね上がりの抑制に優れるだけでなく、とくに伏射のさいのグリッピングで手首への負担が少ない。また、ポリマー製ストック内に仕込まれたアルミ合金製のフレームでレシーバーのみを支え、バレルをストックに干渉させないフリーフローティングバレルなど、高精度ボルトアクションの基本と新機軸が併せて取り入れられている。命中精度の向上に比重を置いた設計で、リコイルの抑制のために携行時の軽便さを犠牲にして重めのつくりとしている。
様々なバリエーションがあり、基本モデルのAWをはじめ、ストックのカラーを黒とした警察用のAWP(AWポリス)、インテグラルサプレッサーを装備したAWS(AWサプレッスド)、スーツケース内に納めて隠蔽可能な特殊任務用のAWC(AWコヴァート)、法執行機関向けの廉価版モデルAE(アキュラシーエンフォースメント;上掲写真)、強力なマグナム弾を使用するAWM(AWマグナム)、.50口径弾を使用するAW50などがある。
AWは、スウェーデンとオーストラリアの各国軍で採用されているが、イギリス軍もまた「L118A1」の名で改めて制式化している。またドイツ連邦軍では、より強力な.300ウィンチェスター・マグナム弾仕様のAWMを「G22」の名で採用しており、更に強力な.338 ラプアマグナム弾仕様のAWSMを、これもイギリス軍が「L115A1」の名で制式化している。