メーカー:タナカワークス
全長:175 mm
重量:485 g
材質:主要材質 HW樹脂(黒染め)+ 亜鉛ダイカスト
装弾数:6 発(.38splカートリッジ)
発火方式:7mm キャップ
●.38スペシャル発火カートリッジ 6発付属
※記載されております製品重量等のスペックは生産ロットにより多少の違いが出る場合がございますので、ご了承ください。
ディテクティブ・スペシャルのアルミ合金フレーム仕様は「コブラ」と名付けられ、1951年に登場しました。
その頃のコルト社は、アルミニウムを積極的に量産モデルに採用し始めていた時期でもあり、それらで使用されるアルミニウムはすべてアルコア社の協力のもとに、コルト社が開発した軽量で強力なアルミ合金によって作り出されていました。
同時期にはグリップにも新素材へのチャレンジが行われており、木の代替材料として、初期の人工的なプラスチック素材であるベークライトを量産で採用し、それまで銃にあった“鉄と木”のイメージを覆す「アルミとプラスチック」という、まさに未来を感じさせる次世代モデルの登場でした。
当時最先端だった素材がもたらした市場へのインパクトは大きく、ディテクティブ・スペシャルの600gに比べコブラは425gと実に170gもの軽量化に成功しており、結果的に25万挺も生産され続けるヒットモデルとなりました。
その後は雨後のタケノコの如く、コブラをベースに次々と兄弟モデルが登場したことからも、いかにセンセーショナルなモデルだったかが伺えます。
今回このコブラを、再現性は保ちながら、耐久性、作動性を向上させた「R-model」仕様のモデルガンとして製作しました。
コルトメカを忠実に再現したために発生していたシリンダーロックアップ問題(トリガーの動きとシリンダーの回転とのタイミングが変化する症状)も、強固なプレス製とダイカストの2ピース構造に変更されたリバウンドレバーによって長期にわたり作動タイミングのズレを防止します。
外観もフロントサイトやリアサイト部分の反射防止溝や、トリガーの滑り止めセレーションの追加のほか、世に出た1951年の初期モデルの特徴でもある、ベークライト調(ABS)グリップ、短いエジェクターロッド、サイドプレート中央に刻印されるランパントホース、バレルのCobla刻印を再現しています。
またカートリッジ無しの本体重量が421gとなっていますので、実物とほぼ変わらない重量をお楽しみいただけます。
コルト・リボルバーといえば蛇の名前を連想する方も多いなど、その後に続く個性豊かなスネークガン・ファミリーの第一弾として登場した“コブラ“の魅力をぜひ手に取り感じ取ってください。