メーカー:マルゼン
全長:約 173 mm
インナーバレル長:96.1 mm
重量:約 380 g
装弾数:22 + 1 発
動力源:フロン / ノンフロンガス
●固定ホップアップ
●ドイツ・ワルサー社 正式承認モデル
●JASG安全出力基準適合製品
【 製品ストーリー 】
ワルサーハンドガンを成功に導いたPPシリーズの原点
ワルサーブランドを象徴する名銃PPシリーズ。ダブルアクション・トリガーを備えた中型セミ・オートマチック・ピストルとして、他メーカーに先駆けて成功を収めた傑作モデルです。その中でもシリーズの原点で、1929年に登場したのがモデルPPです。警察用ピストル(Polizei Pistole:ポリツァイ・ピストーレ)として開発され、携行性を重視したスマートなデザインに、ダブルアクション・トリガーとハンマー・デコッキング機能を搭載し、速射性と安全性を両立させたメカニズムが高く評価され、発売後程なくして欧州各国の法執行機関や軍将校向けの自衛ピストルに採用されるなど、大きな需要と信頼を獲得しました。モデルPPの成功が、後のモデルPPKやPPK/Sなどのバリエーション展開にも繋がりました。PPシリーズ全てに共通する時代を超えて色褪せることのない洗練されたフォルムと優れた機能美は、まさにドイツ的デザインの真髄であり、今日も多くの銃器ファンを魅了し続けています。
なお、モデルPPは1999年に生産が終了していましたが、2024年9月に米国WaltherArms社が生産を再開するというホットなニュースがあり、PPが再びラインアップに加わりました。PPシリーズ誕生100周年を目前に、再評価する気運が高まっているのかもしれません。
シルエットが際立つPPのロングスライド
マルゼン・ワルサーPPブローバックは、先行したPPK/Sブローバックモデルをベースにスライドを再設計しました。PPK・PPK/Sと比べて前方に約15mm長いスライドとバレルに、PPK/Sと共通のフレームを組み合わせています。他のPPシリーズと同様の高性能ブローバックメカを搭載、手首に伝わる小気味よいブローバックアクションはPPでも健在です。実物同様のDA(ダブルアクション)/ SA(シングルアクション)トリガー、ハンマー・デコッキング機能、通常分解操作なども余すことなく再現しました。
ファン待望のワルサーPPシリーズ・ガスブローバックが3モデル揃い踏み。各モデルの撃ち応えや、形状・刻印の違いなど、じっくり確かめるのも楽しみです。
〈補足説明〉スライドの「Made in W. Germany」表記は、実物考証に基づき、刻印を正確に再現した模型上のデザインです。本製品は日本製(Made in Japan)です。